セルジュ・フェラーリは、1980 年代の半ばより丘陵地の貯水池の止水シートの分野で製品提供をしております。近年では気候変動の影響によるスキー場の雪不足を解決するソリューションともなっています。
標高 3,000m を超える場所では、氷の落下、地殻変動、雪崩などが、リスク要因となり、コンクリートのような硬い材料の使用が難しくなります。わずかな地面の動きでも人工湖の水密性に影響を与える可能性があります。柔軟な素材が持つ最も基本的な特長は、引き裂かれずに地面の動きを吸収するということで、この特長により丘陵地にある貯水池の水漏れを防ぎます。冬季には、氷が落下すると、EPDM、HDPE、LDPE などの補強がされていない材料では、裂け目が生じることがあります。強化 PVC の特長は、引裂き、裂傷に対する耐性が高いことです。地盤の動きの影響を受けない谷地の貯水池と、山々のランダムな影響を受ける丘の貯水池を区別して考えることが重要です。
当社の実証を経た専門知識は、数十万 m3 にのぼる高地貯水池の基礎となっており、丘陵地の貯水池分野ではセルジュ・フェラーリは主要プレーヤーとして知られています。ヨーロッパおよび世界中の様々な実績は、当社ソリューションの成功を裏付けしており、近年ニーズが高まっている人工雪の製造ソリューションにおいても当社の強化 PVC 材が非常に有効である事を示しています。